変形地にも建築できる

変形地にも建築できる

変形地にも建築できる テント倉庫とは軽量鉄骨にシート幕を張った建て物で、基本的には物品の保管のために使われます。施工費やランニングストが安く3カ月程度の短期間で建てられますが、建築方法や広さなどが法律で決められていて建築確認の申請も必要です。膜材料の耐用年数は15~20年ほどです。
テント倉庫には、設計の自由度が高く変形地にも建てられるメリットがあります。そのため、電気・金属、製造業の材料の保管や食品などの商品倉庫などとして業界を問わず多くの企業が、用途や土地の形状に合わせて幅広く活用しています。空きスペースの有効活用に最適です。また耐震性も高く、透光性の高い生地を使用すれば照明がなくても建物内を明るくすることができます。屋根から雪が滑り落ちやすくした、積雪に強いテント倉庫もあります。デメリットである夏と冬の倉庫内の温度や寒暖差は、オプションとして換気扇やサッシ窓をつけることで解決できます。扉も必要に応じて引き戸やアルミドア、シャッターなどが選べます。

軟弱地盤に設置する場合のポイント

軟弱地盤に設置する場合のポイント テント倉庫といえば構造がシンプルで設置しやすく、設置場所を選びにくい点に魅力があるのではないでしょうか。
構造は鉄骨のフレームとテントの膜の組み合わせが基本ですから、鉄骨を組み立てることができたり、問題なくフレームを立てられる場所であれば基本的にどこでも設置可能です。部材がシンプルなのでコストを抑えられますし、組立簡単で工期短縮にも繋がりますから、様々な業界から幅広く注目を集めています。気になるのは軟弱地盤に設置する場合ですが、一般的にテント倉庫は地盤を問わずに設置できます。理由はやはり軽さにあって、建物を支える地盤の要件のハードルがそれほど高くならないわけです。建物を建てる場合だと杭工事が必要になるのでコストが嵩みますが、テント倉庫は杭工事不要でそのまま組み立てられます。軟弱地盤に倉庫を建てる計画や予定があるなら、杭工事が省けてコストを圧縮できる、テント倉庫が狙い目となるのではないでしょうか。